背景
製造業の事業所からのご相談。以前は定年が55歳だったため、現場の第一線で30年近く活躍してきたベテラン社員にとって、50代は「定年まで無難に過ごす時期」という意識になりがちでした。しかしながら、改正高齢者雇用安定法の施行により定年を65歳へ引き上げたことで、50歳の社員にとっては最長15年間の会社生活が続くこととなり、これまでの意識を転換する必要があると感じられていました。
ベテラン社員の企業への影響度が高まりつつある中、これまで培ってきた技術や経験を活かし、残りの会社人生で「さらなる会社への貢献意識と成長意欲の向上」が不可欠との思いから本取組を実施することとなりました。
研修のねらい
- 自己のこれまでの人生経験をふりかえり、徹底的に自分に向き合いながら自身が持っている誇りやこだわりを再認識します。
- 自己のこれまでの人生経験をポジティブに受け止め、自己に存在していた自信や情熱を取り戻します。
- 自身が持っている財産(技術や知見)をどのように継承していくか、また、人生の先輩としての影響力をどのように発揮していくかなどを考え、人間的、精神的モデルとなれるような自身のありたい姿を描きます。
- 会社からの期待と自身の働く目的をつなぎ合わせ、今後の自身のシナリオを作成します。
概要
- 対象者:50代前後の社員
- 日数:2日間
スケジュール
受講者の声
- これまで自分を見つめなおす機会がなかったが、今回の研修でこれまでの業務スタンスから今後の業務目標がクリアになった。
- 研修をキッカケとして、もう一度自分のやってきたこと、皆に影響を与えてきたこと、将来を考える出発点となった。
- なんとなく意欲が湧いてきた。
- 職場の上司・部下からのアドバイスコメントを見て期待も大きく再度頑張ろうと思い直した。
- 残りの期間をどういう目標を持ち進むべきか迷っていた時の研修で先が少し見えてきたような気がした。