他業種において”超一流”の販売・営業の経験をお持ちの方々をパネラーとした「異業種交流型」の学習会により、販売員や営業担当者が違う世界を見る・聴く・取り入れることを促します。
それによって、店舗・営業所における「現場力」が強化され、「人」を通して売上向上に貢献します。
【ソリューションの概要】
このソリューションは有名アパレル某社様に採用され、上記の点において大きな成果を得ることができたため、同事例を中心に、概要をご紹介します。
国内アパレル市場はリーマンショック後に前年比7%強のマイナスに落ち込み、10兆円を割り込んだ後、緩やかな回復基調にあります。少子化やカジュアル化が進み、クールビズ関連商品やファミリー層の需要が拡大する中、優勝劣敗の移り変わりが激しく、国内外入り乱れた混戦模様の時代となっています。
このような市場環境の中で、某社様では
- 経営理念に基づいた「“数字”の徹底的な追求」
- 時代やお客様の声にお応えするための新しい変革にチャレンジするとともに、事業間のシナジーを最大限に高める「多彩な事業展開」
- 独自のカリキュラムによる教育を実施し、充分なファッション知識、スタイリング能力、お客様とのコミュニケーション能力を身に付けた販売員を認定する「スタイリスト認定制度」
といった取組みが行われてきました。
しかし、上記の「スタイリスト認定制度」などは他社でも導入されるようになり、業界全体として接客スキルの差別化が困難となったことから、接客力の強化による売上向上に行き詰まりが感じられるようになりました。このような問題に対して、「ワンランク上の接客を考えてもらうための仕掛けができないか?」「このような問題意識は、どこに相談してもなかなかイメージが伝わらない、こちらの意図を汲んでくれない」というご相談をいただきました。
上記の問題意識から、店舗スタッフの中でもスタイリストとして最上位層に認定されたスタッフに対して、「接客レベルをさらにワンランク上げていただくためには、『当たり前』になってしまった接客方法に風穴を開けることが重要」であり、そのためには「異業種の販売員・営業担当者の考え方や具体的な創意工夫を見る、聴く、取り入れることを促すことが効果的」との考えから、「異業種交流型」の学習会、というソリューションを企画しました。
【ソリューションのねらい】
本学習会のねらいと概要は以下のとおりです。
【本学習会の概要】
- 対象者:認定スタッフ40名(20名×2回)
- 実施期間:200分
- パネラー:航空会社の皇室担当乗務員・客室乗務員採用統括マネージャー、世界的高級車ブランドの上客対応担当などの経歴をお持ちの方々(2名)
- プログラム:パネルディスカッション 「一流と超一流の差」「思い出に残ること」「お客様対応で心がけていたこと」「ブランドを背負う」「伝承・継承」、ワンポイントレッスン「社会人としてのマナーの振り返り」、グループディスカッション 「日頃の心掛け・拘り」「今後の自分に取り入れたいこと」
■学習会と併せて組織的な効果をさらに高めるための「多階層アプローチ」
一方、店舗スタッフ一人ひとりが意識変革やスキルアップを成し遂げても、上司である「店長」や「エリアマネジャー」にそれを支持してもらい、目的意識やスキルを伝承・継承していくための支援をしてもらわなければ、売上向上を達成することができません。
そのため、上記ソリューションの大目的である「店舗における売上向上」に向けて、エリアマネジャーや店長が果たすべき役割(ねらい)を明確にし、その実現に向けて多階層的なアプローチを行うとともに、それらの取組みを結びつけることで、相乗効果を継続的に生み出すための「多階層アプローチ」を併せて提案し、実施に至りました。
【「多階層アプローチ」の概要】
某社様では以下のような効果が見られており、本ソリューションは、販売店や営業所などをお持ちの幅広い業種の方々に有意義なアプローチと思われます。
【ソリューションの効果】
本ソリューションに関心のある方、より詳しく知りたい方は、以下のフォームよりお気軽にお問い合わせください。