『強みに気づき、成長を考えた日々』 水本 龍馬 « 個人を本気にさせる研修ならイコア

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『強みに気づき、成長を考えた日々』 水本 龍馬

こんにちは、水本龍馬です。
日常の中で、子どもたちの成長を見守る過程でふとした気づきを得ることがあります。
ある日、長女の行動を通じて「強みと弱み」ついて考える出来事がありました。
今回は、その気づきについて、お話してみたいと思います。

長女は、友達と遊ぶことが何よりも好きです。いつも新しい遊びを提案し、積極的にお友達を
誘います。その積極性にはリーダーシップの芽生えも感じますし、本人も楽しそうです。
しかし、その積極性が時には強引に映ることもあります。たとえば、一人で静かに過ごしたい子
にも関係なく声をかけてしまう場面があり、相手が戸惑うことがあるのです。
ある日、長女に「相手の気持ちも考えてあげて」と言うべきか迷いましたが、妻とも話し合い、
あえて言わずに見守ることにしました。彼女の積極性という強みを失わせたくないと思った
からです。子どもに限らず、大人にとっても、強みと弱みの使い分けは難しいものです。
積極性の発揮の過程で、都度、彼女と話し合いながら気づき、配慮を学んでいく方が
自然だと考えました。

これは人材育成でも同じことが言えるのではないかと思いました。
職場でも、強みと弱みが表裏一体であることを感じることがよくあります。
たとえば、スピード感のある社員がいます。彼の行動はチームの活性化に貢献し、仕事の進行が
スムーズになります。ただ、その一方で確認不足や細かなミスが目立つこともあります。
「慎重さが足りない」と指摘したくなることもありますが、スピードという強みを損なうことが
ないように注意が必要です。このような場面では、強みにフォーカスしつつも、弱みへの対処を
工夫することが求められます。

とはいえ、このバランスを取ることは簡単ではありません。長女を見守る中で思うのは、
「完璧にできることなどない」ということです。成長を急かさず、強みを伸ばしながら、
自然と弱みにも気づけるような環境を整えることが大切だと感じました。大人でも強みと弱みを
使い分けるのは難しいですから、子どもならなおさらです。だからこそ、まずは強みをしっかり
と認め、それを活かしつつ成長を促すことが重要だと考えました。

この話をすると、「それで本当に良いのか?」と自問することもあります。強みと弱みを
バランスよく育てることは理想的ですが、それが常にうまくいくわけではありません。
だからこそ、成長のプロセスを長期的に見守ることが大切だと感じます。焦らずに、
少しずつ進むこと。それが、最終的に強みを最大限に活かしつつ、弱みも補完していく
育成の鍵になるのではないかと思います。

こうした気づきは、私自身の仕事にも影響を与えています。
結局、強みと弱みはどちらも個人の特性の一部であり、それをどう活かし、どう育てるかが
大切です。私もまだ試行錯誤の途中ですが、子どもの成長を見守る中で、強みに目を向け
ながら、その裏にある弱みも受け入れることを意識できるようになってきたように思います。
成長を支える上で重要な視点なのかもしれません。

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