こんにちは。水本龍馬です。
今回のコラムでは、娘と関わる中であらためて感じたこと第2弾を
お話したいと思います。
先日、2人の娘が通う保育園で「成長を感じる会」というイベントが
開催されました。内容はお遊戯です。
3歳の娘は“お歌”と“演劇、5歳の娘は15分の“長編演劇”です。
長女が0歳で保育園に入園した5年前、年長さんや年中さんが行う演劇に
感動するとともに、「うちの娘も本当にできるようになるのかな?」と、
妻と二人で不安になったことを思い出します。いつのまにかそんな娘も年中です。
同じクラスの子供たちと息を合わせた演技をし、セリフを言っている姿に
成長を感じました。
先日、3歳と5歳の娘と遊んでいるとき、家や木々に囲まれた、日中でも
かなり薄暗い路地を通りかかりました。娘2人はその路地の奥が気になるようで
私の手を引き、「あっちに行きたい」と意思表示をします。私は『二人で
行ってきな!』と伝えましたが、娘たちは『怖いから一緒にいって』と、
私の手を引きます。
私はまずは長女に『行ってみたら?』と声を掛けました。長女は少し考え、
意を決したように次女の手を引くものの、次女は足を踏ん張り一緒に行くのを
拒みます。仕方なく、長女は忍び足でゆっくりと路地を進みました。
路地の奥がどうなっているのか、とても気になっている様子です。
路地は20m程で行き止まりですが、そこまでの手前から5m程のところに
大きめの石、10m程のところに電柱がありました。長女は一旦石の辺りで
立ち止まり、不安そうにこちらへ振り返りました。そこで次女の
『お姉ちゃん、頑張れー!』の声がかかり、再度前を向き進んでいきます。
そろりそろりと進み、1分間程かかったものの長女は無事に行き止まりの
壁へ到着し、満足そうな顔で私と次女のところまで帰ってきました。
次女にも『行ってみる?』と問いかけると、先ほどより嫌というそぶりは
見せず、一人で行ってみよういう気持ちがあるようです。しかし、
恐怖が勝っておりなかなか前に進めません。私は「このようなことでも
性格がでるなぁ」と感じながら微笑ましい気持ちで見ていました。
次女に『まずは、そこの石まで行ってみたら?』と言うと、迷わず駆け足で
石を拾い、戻ってきて得意げに私に手渡します。「すごい!」と長女と
二人で褒めた後に「じゃあ、次はあの電柱まで!」と言うと、今度も迷わず
電柱まで走り、電柱にタッチして帰ってきました。次女はとても得意げな顔を
しています。本人は満足そうでしたが長女が『お姉ちゃんは壁をタッチしたよー!』
というと、躊躇することなく壁に向かって走り出しました。途中の電柱で
一旦立ち止まりはしましたが、一度も振り返ることなく壁をタッチして戻ってきました。
何でもない日常の出来事でしたが、姉妹でもお互いの存在が影響し、
刺激し合って成長しているのだと気づかされました。きっと職場の先輩と後輩の
関係もこのように影響し合い、成長しているのだと思います。
2022年4月、新入社員が入社される企業も多いことと思います。お互い影響し合い、
新たな刺激を受け、組織としても成長を感じられることが楽しみです。