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『中小企業の採用戦略を見直し、競争力を高める』 水本 龍馬

いつもお世話になっております。水本龍馬です。
今回は、中小企業にとって重要な「人的資本経営」を、採用と人材確保の観点からお話ししたいと思います。
現代のビジネス環境において、中小企業が持続的に成長し競争力を高めるためには、優秀な人材の確保と定着が不可欠です。地域に根ざした中小企業においても同じで、働く環境や成長機会の充実が求職者にとっての大きな魅力となっています。実際、ある調査によると、就職先を確定する際に決め手となった理由として、「自らの成長が期待できる」が50.9%で1位となっており、就職先選びの重要な要素として挙げています。(参考データ:リクルート調査2023年)
そのようなことから本日は、人的資本経営の視点から効果的な採用戦略について考えたいと思います。

● 求職者の重視するポイント
具体的には、以下のポイントが求職者にとって魅力的な職場の要素となっています。
1. 成長機会:キャリアアップのチャンスやスキルアップのための研修制度。
2. 働く環境:柔軟な働き方や職場の雰囲気、コミュニケーションのしやすさなど。

● 採用戦略の現状と課題
中小企業が直面する採用における課題は多岐にわたります。限られたリソースと競争の激しい市場環境の中で、以下の点が特に重要です。
1. 限られた採用予算:中小企業は大企業に比べて採用予算が限られているため、効率的な採用活動が求められる。
2. 早期離職:採用した人材が早期に離職することは、中小企業にとって大きな損失となる。
3. ブランド力:全国的にみれば知名度が低い中小企業では、求職者に対するアピールが難しく、優秀な人材を引きつけるのが困難です。

● 採用と人的資本経営の関係
昨今の市場環境においては物価高を背景に賃金アップや諸手当給付など、大手を中心に待遇面での強化を図り、人材確保を狙う戦略がトレンドです。ですが、中小企業が大手企業のこの流れに乗り、競争することは現実的ではないと考えています。
中小企業には中小企業ならではの魅力があります。特に、社員一人ひとりが重要な役割を果たし、企業全体に大きな影響を与えることができる環境や、幅広い業務経験を積む機会、そして迅速なキャリアアップの可能性です。

人的資本経営を採用戦略に取り入れることで、以下のような効果が期待できます。
1. 魅力的な職場環境の提供:フィードバック文化やスキルアップの機会を提供することで、求職者にとって魅力的な職場環境をアピールできる。
2. 従業員の定着率向上:入社後の継続的な成長を支援することで、従業員のモチベーションを維持し、早期離職を防ぐことができる。
3. 組織全体のパフォーマンスの向上:優秀な人材の確保と育成により、組織全体のパフォーマンスが向上し、持続的な成長が可能となる。

人的資本経営を採用戦略に取り入れることは、中小企業の競争力を強化するための強力な手段です。以下のポイントを押さえることが重要です。
1. ターゲティングとブランディング:企業の強みを明確にし、求職者に対して効果的にアピールする。
2. 魅力的な職場環境の提供:フィードバック文化(それが何か伝わりにくいのでは)やスキルアップの機会を提供する。
3. 継続的な成長支援:入社後の従業員の成長を継続的に支援する体制を整える。

2024年8月に開催する人的資本セミナーでは、中小企業が押さえるべき人的資本経営のポイントを詳細に解説し、企業が持続的な成長を実現するためのヒントをご提供します。
ぜひご参加ください。皆様のご参加を心よりお待ちしております。
今後ともどうぞよろしくお願いいたします。

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